日本共産党富山県委員会は10月27、28の両日、石井隆一知事に提出した201項目の「2016年度富山県予算編成に関する要望書」について、県当局と交渉しました。
ひづめ弘子県議、参議院選挙区予定候補の高橋わたる氏をはじめ地方議員などが参加。砺波からは多田ひろかず前市議が参加しました。
三島町踏切の段差解消周辺歩道の修繕を
住民からの指摘で要望した、JR城端線の三島町踏切の段差について県当局は、「軌道敷内なのでJR西日本に対応を依頼する」、「周辺の歩道の傷みについては通行に危険な箇所から順次修繕をすすめる」と回答。
多田前市議は「JRが関わることは困難が予想される。段差については道路が高いので、道路を削るなどの手法も考えられるのでは?」として、具体的な見通しについてたずねたところ、「JRの軌道敷内については県としては手が出せないが、JRと協議して改善をすすめる。なかなかすすまないのであれば、県道部分に手を加えることで改善できないか検討したい」、また、歩道については「樹脂面が剥がれているところを順次修繕していく。水路蓋についてはグレーチングにする方向で地元と相談したい」との回答でした。
ダム以外の治水対策検討内容はわからず
利賀ダムによる治水効果は低いこと、地すべりの危険などから利賀ダム本体建設は中止すべきと主張してきました。「利賀ダム建設事業の関係地方公共団体からなる検討の場」が2回開かれましたが、「ダムによらない治水対策を2~5案に絞り込んで説明される予定」というだけで、検討の内容などは県当局もわからないとのこと。また、ダム工事用道路を一般に利用できるよう(少なくとも緊急時など)にという要望は県当局も認識はしていました。
住宅リフォーム助成は地域振興策として
住宅リフォーム助成について、地域経済への波及効果が大きいので、土木部や商工労働部といったくくりでなく「地域振興」として検討し実施するよう求めました。