認知症の人と家族の会 富山県支部は4月16 日、富山市で第34回総会を開きました。総会では、会員数 が332人になったことが報告されました。
記念学習会では、認知症の人と家族の会長野県 支部前代表の関靖さんが「介護保険制度の今とこれから―社会保障制度の改悪と変質の流れの中で」と題して話しました。
関さんは、2012年に成立した「社会保障改革推進法」は、憲法25条を踏みにじる「解釈改憲」であり、それに基づき社会保障、介護の解体が実施されていると指摘しました。いま、全国各地で『戦争法廃止』を求める大きな運動が展開されているが、これまでになかった運動のうねりだと強調。「たとえ法律(戦争法)が成立しても、決して諦めることはできない」という思いは、介護保険制度、社会保障制度についても同様だとのべました。
その上で関氏は、課題は多くの人々に介護現場の当事者の声、事の真相を伝えることだとして、「ゆっくりでもしっかり世直し」をと呼びかけました。
「平和といのちを守り人間としての尊厳を守るためにもしっかり発信していきましょ う」との総会アピールも確認しま した。
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