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大空襲を身に寄せて考え 「戦争する国」阻止しよう

カテゴリー: 県内団体の催し

富山大空襲71周年のつどい

 富山大空襲を語り継ぐ会は7月30日、富山市で「富山大空襲71周年のつどい」を開きました。45人が参加し、平和への決意を新たにしました。
 記念行事として、「シリーズ 検証・富山大空襲の実相 ②」が行われ、〈あの夏、“本土決戦”部隊が富山にいた〉と題して体験談と報告がありました。
 会員の藤井慶輝さんが、旧制富山高校1年(当時19歳)で召集され、本土防衛を任務とする陸軍富山連隊に入隊し、その夜、富山大空襲に遭(あ)い命からがら逃げた呉羽山で多くの兵隊の焼死体や数十個の棺おけが用意されていたのを目撃したと証言。戦争を知らない人々は業火(ごうか)のなかで逃げ惑う時どんな気持ちだったか、わが身に引き寄せて想像力を働かせてほしいと呼びかけました。
 続いて、和田雄二郎事務局長が、「急ごしらえの〈加越第3部隊の実相〉」と題して報告。米軍の本土進攻に備え4千数百人の部隊がつくられ、富山市内の師範学校・中学校・女学校に分かれて駐屯したが、学生服、短靴、わらじ履き、木銃・木剣・竹槍など、お粗末極まりない装備だったと語りました。最後に、安陪首相の「一億総活躍」は「一億玉砕」の時代・戦争国家への逆戻りだとして、再び戦争の時代になることを防がねばなら
ないと強調しました。

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