「日本国憲法をまもる富山の会」と「富山県平和運動センター」は2日、富山市でジャーナリストの伊藤千尋氏を招いて憲法施行72周年記念講演会を開催しました。約140人が参加。伊藤氏の世界の国々への取材体験にもとづく話に、参加者は日本国憲法9条が世界の宝であることの確信を深め、3000万憲法署名促進の決意を新たにしました。
主催者を代表して青島明生弁護士が「安倍首相は改憲に並々ならぬ執念をもっている。憲法について周りで話し合い、働きかけて改憲ストップの署名を広げよう」と挨拶しました。
伊藤氏は、1996年にアフリカ沖のカナリア諸島で、2015年にはトルコで、日本国憲法9条の記念碑建立が広がっていることを紹介。日本でも沖縄に7、全国で21あることも紹介し、「憲法9条の価値を世界の人が知っている」と強調。憲法で軍隊を廃止し、軍事費をすべて教育費にまわして「平和、教育、環境」で模範的国づくりを進めるコスタリカを”9条を活かした国”として具体的に紹介しました。また安倍改憲とのたたかいについて述べ、「15%の人がいっせいに目立つ行動をとれば社会が変わる」そのために楽観性とビジョンを持ち、あきらめずに、楽しく運動しようと呼びかけました。
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「あきらめずに楽しく運動を」 憲法記念日に伊藤氏が講演
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