富山県で初めてとなる「フラワーデモ」が11日、富山市で取り組まれました。性暴力のない社会を求めて、4月に東京で始まってから毎月11日に取り組まれ、全国に広がったもの。この日は富山県も含む少なくとも国内外27 の都市で行われました。
富山市で行われたデモは、富山県出身で大阪府に在住の23歳の女性が呼びかけたもの。当日はあいにくの雨でしたが、プラカードや花を手に7人が集まって思いを交流しました。
デモを呼びかけた女性は、進学した大阪で5月に行われたデモに参加。声を上げることが、おかしな実態を変えることにつながると実感した一方で、保守的風土の北陸ではなかなか広がらないだろうと思っていたと発言。しかし、家族や友人などが住む富山県でこそ行って、富山から許さないとの声を上げたいと、デモを呼びかけた思いを語りました。
参加者からは、「就職を控えているが、性暴力やセクハラへの不安もある。性暴力がなくなるようにと思って参加した」という学生や、女性シェルターの運動に取り組んできた女性などが発言して交流しました。
参加者からは、「富山で呼びかけてもらってうれしい」「行動を起こすことが大事」などの感想も出されました。