平和・民主・革新の日本をめざす富山の会(富山県革新懇)は1日、第27回総会と記念講演会を富山市で開き、約60人が参加しました。
増川利博・県革新懇世話人が開会あいさつ。土井由三・オールとやま県民連合共同代表が、「次の衆院選では野党の候補者一本化を申しいれた。政権選択が有権者に見えるようにしていくことが重要」と紹介。上田俊彦・共産党県委員長は、「国会でも桜を見る会の合同追及など野党共闘が進んでいる。総選挙に向けた話し合いも開始され、連合政権は夢物語ではない」とあいさつしました。
池田克己事務局長は「参院選後『野党は共闘』から『野党は連合政権』 への発展が求められる、政治史上初めての新しい状況が生まれている」として、革新懇運動の役割を明らかにすることが重要だと強調。安倍9条改憲阻止と、市民連合と野党が合意した13項目の政策の実現、連合政権に道を開く総選挙での野党共闘の勝利を訴えました。
全日本年金者組合中央執行委員で、現在全国でたたかわれている年金裁判を担当している、増子啓三氏が「年金制度の問題点と今後の課題」と題して講演。年金制度のしくみや全国39の地裁に提訴した全国な的集団年金裁判の意義、参院選で大きな争点となったマクロ経済スライドによって、2043年には7兆円の年金が削減されることなどを明らかにし、最低保障年金など年金制度改革の提案を行いました。
記念講演後に行われた総会では、来年度の運動方針と役員体制を確認しました。