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非人道的な核兵器廃絶へ 「平和の波」行動各地で

カテゴリー: 県内団体の催し

 ヒロシマ・ナガサキへの原爆投下から75年となる今年は、核兵器廃絶にとっても節目の年でした。しかし今年は新型コロナウイルス感染症によって、大規模な集会は中止に。そのため今年は、全国各地で多彩な運動に取り組む「平和の波」行動が提起されました。

 県内でも、8月6日から9日を中心に様々な取り組みが行われました。

県・富山市 

 原水爆禁止富山県協議会と同富山市協議会は8月6日、富山市の富山駅前で核兵器廃絶を求めて「平和の波行動」=スタンディングとパンフ配布、署名行動を行いました。

 県原水協のメンバーら30人が参加し、「核兵器のない世界を」と書いた横断幕やプラスターを掲げてアピール。広島に原爆が投下された8時15分には、参加者全員で黙とうを捧げました。

 3人がマイクを持って、スピーチ。増川利博県原水協事務局長は、「今日この時間から9日まで、地球の自転に合わせて世界をまわる核兵器廃絶の平和の波行動をしている」と紹介。水谷敏彦非核の政府を求める富山の会代表世話人は、「核兵器禁止条約を世界で批准した国は44カ国。あと6カ国が批准すれば条約が発効します。被爆国日本の政府がそれに背を向けている。全世界の人たちと一緒に政府を変えよう」と訴えました。能沢吉晴富山市原水協事務局長は、「核保有国は7兆6千億円を核兵器に使い、大軍拡を進めている。軍事費を削ってコロナ対策に回そう」と訴えました。

高岡市

 原水爆禁止高岡市連絡協議会は、ヒロシマの日の8月6日、高岡市のあいの風とやま鉄道・高岡駅改札口前で、核兵器廃絶を求めるスタンディングとヒバクシャ国際署名行動を行いました。

 21人が参加。横断幕やプラスターを掲げ、「ヒロシマ・ナガサキを繰り返させてはなりません」と署名への協力を呼びかけました。

 高岡市に住む高校1年生は、「就学旅行で広島に行き、原爆ドームを見てきた。悲惨だった。核兵器はなくさないと」と署名。同じく広島に行ったという高校生は「核兵器をなくせと言わない日本政府は恥ずかしい。将来使うのでないかと恐ろしい」と話しました。

 8日には、高岡市の高岡文化ホールで、高校生が描いた「原爆の絵」展とDVD上映も開催。会場には広島市基町高等学校の生徒が描いた原爆の絵を63枚掲示しました。いずれも被爆体験の無い高校生が被爆者の証言を聞きとりながら、悩みもがいて原爆の惨状を描いた絵。「防火水槽の傍で炎に焼かれて立ったまま白骨になっている死体」の絵などを見た参加者からは、「ショックだ。生々し過ぎる」とか「つらいけどこれが現実だ」という声もありました。

 同会場で行われた参加者のつどいでは、松田理恵子高岡原水連事務局長が、「戦後生まれの私たちの世代は非人道的な原爆の惨害を知ることから始まる。被爆者の思いを受け継ぎ、周りの人に伝えていきたい」とあいさつ。被爆者の証言や広島の基町高校生の絵の制作過程を描いた「子どもたちが見たヒロシマ・ナガサキ」のDVDが上映されました。

 高岡市の60代女性は「今日の原爆の絵は凄く悲惨で目をそむけたくなった。でもこれが現実。非人道的な核兵器をなくしていきたい」と話しました。小島貴雄県被爆者協議会会長も会場を訪れました。

小矢部市

 小矢部市では7月31日から8月10日まで、原水爆禁止富山県協議会と同小矢部市協議会が市役所のロビーで「ヒロシマ・ナガサキ 原爆と人間」をテーマに原爆写真展を開催。5月に両協議会が小矢部市長に今年の原水爆禁止国民平和大行進への協力を求めて申し入れた際、市長が応諾したことで実現しました。

 写真や絵は日本原水爆被害者団体協議会が制作したもので、被爆しながら生後4カ月の次男に乳を含ませる母親と子の写真や、水槽に3人、4人と水を求めて重なり合って死んでいる絵など原爆投下直後の生々しい惨状の写真や絵とその紹介文を展示。また核兵器禁止のアピールや大江健三郎、瀬戸内寂聴、山田洋次の各氏ら著名人11氏のヒバクシャ国際署名の呼びかけも展示しています。富山県被爆者協議会の小島貴雄会長も早速展示を見に来て取り組みを激励していました。

 小矢部市原水協は合わせて、6日にスタンデイングと署名を実施。8日に映画「原爆の子」の上映(会場・石動コミュニティセンター)にも取り組みました。

魚津市

 原水爆禁止魚津市連絡協議会は6日、魚津市のサンプラザ前で、ヒバクシャ国際署名への協力を呼びかける宣伝に取り組みました。

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