コロナ禍で困窮する学生への食料支援が全国で広がっています。富山でも日本民主青年同盟富山県委員会は18日、富山市五福公園富山球場前で取り組みました。延べ44人の学生が訪れ、大変喜ばれました。
民青同盟が学生に提供する支援物資の協力を呼びかけるチラシを「赤旗」に折り込んだところ200㎏を超えるお米やリンゴ、カップ麺、レトルトカレー、缶詰、ジュースなどの食料品やトイレットペーパー、洗剤、タオル、ティッシュなどがたくさん寄せられました。それらの食料品などを小分けして袋詰めし、訪れた学生に配布しました。事前に「とやま食料支援プロジェクト」の安内ビラを、富山市の富山大学五福キャンバス周辺の学生アパートに配布。当日は宣伝カーでも案内しました。合わせて、コロナの下での学生の実態を聞くアンケートも行いました。
午前11時に始まると同時に、早速数名の学生が訪れ、それぞれ支援物資を受け取って大喜び。その後次々と支援を求める学生が訪れ、12時過ぎにはセットした品物は無くなり、後は当日追加で届けられたコメなどを配布しました。
支援を受けた学生からは「お米や果物など富山のものがもらえて嬉しいです」(薬学・1年女性)、「こうしたプロジェクトは本当に学生が助かるのでありがたいです」(都市デザイン・3年男性)など喜びの声とともにコロナ禍で「アルバイトが減りました。元々生活費をバイトから出していたので貯金を削って生活しています」(工学・4年男性)「前期はほとんどリモート授業だったために友好関係が広がりにくかった」「家からの仕送り3万は家賃に消える。アルバイトで食費や生活費を稼いでいるが生活は大変」など窮状を訴える声が次々とあがり、不安が寄せられました。