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手づくりで挑んだ市民型運動の第一歩 自民党政治変える新しい政治につなぐ 県知事選挙で川渕氏 猛奮闘するも及ばず

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 富山県知事選挙が10月25日投開票され、「いのち支え合う県民の会」(略称「いのちの会」)が擁立し、日本共産党や、社民党などが応援した無所属の川渕映子候補は25069票(得票率4・71%)で及びませんでした。選挙は無所属新人の新田八朗氏が現職の石井隆一氏(自民、公明、国民民主推薦)を破って初当選しました。投票率は前回から25・33ポイント上昇し、60・67%。

 川渕氏は、選挙戦のなかで、長年にわたるボランティアの体験を生かし、子どもや高齢者、女性に寄り添う政治の実現を訴え、▽18歳までの医療費無料化▽少人数学級▽希望する人に速やかにPCR検査▽介護・保育・医療従事者への待遇アップなどを公約に掲げ、県政初の女性知事の誕生を訴えました。

 開票の大勢が判明した午後10時過ぎ、富山市の富山県労連事務所で報告集会に臨んだ川渕氏は、「手づくりの市民型運動の第一歩だ。私たち市民のなかから政治家を押し出していくための一石を投じられた。今後も子どもたちや医療現場に寄り添っていきたい」とあいさつ。支持者からイメージカラーの黄色い花束が贈られました。

 「いのちの会」の土井由三代表や水谷敏彦選対本部長らがあいさつ。日本共産党のひづめ弘子県議は、「かわぶち候補やいのちの会の掲げた政策こそ県民の願いに応え、県政を動かす大きな力になる。市民団体、立憲野党、無党派をつなぐ今回の取り組みは自民党政治を変える新しい政治につながる」と訴えました。

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