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生の声聞いて施策に生かして
県障連協が県に予算要望

カテゴリー: 県内団体の催し

「富山県障害者( 児)団体連絡協議会」(平井隆会長)は11月27日、新田八朗富山県知事に対して、2021年度予算に対する要望書を提出し、各要望について担当部署と交渉しました。

 要望提出にあたって平井会長は「コロナ禍にあって障害者や家族の願いは増える一方。新田新知事は現場主義を大事にすると言っているが、福祉の現場、障害者や家族の生の声を聞いて施策に生かしてもらいたい」とあいさつしました。

 障害者施策に関する県予算要望では、▷65歳以上の高齢者は富山市を除いて償還払いであるが、高齢者の償還払い手続きのための通院自体が困難なため、全県で現物給付への変更を ▷県単独医療費助成の対象に精神障害者の追加を ▷透析が必要な高齢者にとって、通院が経済的負担となっており、通院にかかる交通費に助成を ▷特養をはじめ高齢者施設に透析患者の受け入れを ▷透析しながら仕事に従事するためにも夜間透析の拡大を ▷人口100万人以上の都道府県で医療機関に「てんかん診療科」がないのは富山県のみ。県内約1万人のてんかん患者家族はコロナ禍で感染リスクを抱えながら県境を越えて受診せざるを得ない。富山で医療を受けられるようにしてほしい ▷盲ろう者も使える触知式信号機の設置 ▷JR西日本の駅無人化方針の撤回など、14の柱、51項目にわたって要望。交渉の中で、駅無人化については後日JRと話し合いの場を持つこととなりました。

 加えて今年は ▷障害者施設に勤務する全職員、利用者へのPCR検査の実施 ▷人工透析患者が指定医療機関に入院を余儀なくされた時、透析施設のある医療機関に入院できるようにする ▷作業所の収入減に対する県独自の支援 ▷「公的病院の再編・統合」の白紙撤回―など18項目のコロナウイルス対策も要望しました。

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