日本共産党富山県委員会と富山県党後援会は12月20日、富山市内で「総選挙勝利、党と後援会のつどい」を開催し、今年必ず行われる総選挙や、富山市議選をはじめとした一連の中間選挙の勝利を誓い合いました。
集会は力のこもった富山ダルク・海岸組の太鼓で開幕。藤野やすふみ衆院議員(北陸信越比例候補)をはじめ、青山りょうすけ衆院富山1区候補、坂本ひろし3区候補、先の県知事選で候補者としてたたかった「いのちの会」のかわぶち映子さんがあいさつ。小松泰信岡山大名誉教授の記念講演などが行われました。
藤野議員は「保守王国の富山で何としても共産党の躍進を実現し野党連合政権を樹立したい」と決意を語り、コロナウイルス対策で「北陸信越の病院を訪問し、声を聞いたが、夏のボーナスは4割の病院が出なかった。冬も4割がでない。せめて減収補填をやるべきだと国会で質問したが、『それは病院の経営判断だ』と病院の自助努力にまかされている」と、人災と言われている菅内閣の無為無策を厳しく批判。「国民のいのちを守るためにもこの政権を続けさせてはならない」と力を込めました。藤野氏は共産党が提唱している「新しい日本をつくる五つの提案」を紹介。消費税の5%減税、少人数学級、ジェンダー平等、核兵器禁止条約などのとりくみを具体的にあげ、「国民が声を上げれば政治は変えられる。国民の力で野党連合政権をつくろう」と呼びかけました。そして共産党の党名には98年の党の歴史が刻まれているとして、共産党への入党をよびかけました。
小松氏は講演の中で、「コロナ禍は、過密でも過疎でもない、適切に隙間があって住民に必要な学校や病院などのインフラが確保される『適疎社会』が必要なことを明らかにした」と延べ、コロナ後の社会の展望として国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)の達成を強調しました。
つどいでは上田俊彦・日本共産党県委員長、米谷寛治・県党後援会長があいさつしました。