核兵器禁止条約が発効した1月22日、富山県では、富山、高岡、射水、小矢部の各市で条約発効を祝う宣伝署名活動が行われました。
富山駅前では被爆者協議会、原水協、核兵器廃絶めざす医師・医学者の会、非核の政府を求める富山の会の4団体が共催し、スタンデイング・アピール行動を開催。横断幕やプラスター、原爆写真を掲げて人が参加。各団体の代表ら7人が核禁条約発効を祝って発言しました。
県被爆者協議会の小島貴雄会長は「核兵器禁止条約には被爆者の75年の思いがつまっている。この地球から核兵器をなくそうという願いが一歩進んだ。 被爆2世、3世が原爆症の恐怖にかられるようなことを一刻も早くなくしたい」と訴えました。共産党のひづめ弘子県議は「石井前知事、新田現知事は核禁条約に背を向ける日本政府に遠慮して、政府の立場は理解できると言っているがとんでもない。政府に条約参加を求める意見書を県議会であげるべく世論と運動を強めよう」と話しました。
高岡原水連は同日、あいの風高岡駅でスタンディングと署名活動。
「日本政府は核兵器禁止条約に署名・批准を」の横断幕や「祝!今日から核兵器禁止条約発効」などのプラスターを掲げ人が参加。日本政府に批准を求める署名も人集まりました。「日本政府は批准しないのは理解できない。がんばってくれ」(高岡、代男性)「発効してうれしい。一歩前進」(代女性)と言いながら署名していました。射水市、小矢部市でも宣伝署名に取り組みました。