日本民主青年同盟富山県委員会は1月23日、富山市の富山大学近くの熊野神社社務所でコロナ禍で困窮する学生にコメや野菜、日用品などを無料提供する学生食料支援プロジェクトに取り組みました。五福で開催するのは昨年10月から始めて4回目で屋内の開催は初めて。
事前に案内ビラを学生アパートに配布し、前日と当日に会場周辺を宣伝カーで案内。雪もまだ残る足元の悪いなか56人の学生が訪れました。「すごい、びっくりした。たくさんあるよ」「小矢部のリンゴジュースもあるよ」と歓声をあげる小矢部出身の2人の女子学生。訪れた学生は、食料や日用品の提供を受けて喜んでいました。
工学部4年の男性は 「新潟上越出身。友達から聞いて初めて参加した。家からの仕送りはなくアルバイトで収入を得ている。コロナでアルバイトの時間も短くなり、収入も半分になった。コメや野菜をもらってありがたい」と話しました。
学生実態調査アンケートには訪れた学生全員が応じてくれて、深刻な学生の生活実態や不安が明らかになりました。今回は「大雪で困ったこと」についても設問。食べ物がなくなった、車を動かせなかった、バスが出なかった、バイトがなくなったーと多くの人が回答。「大学生活で困っていること、不安」では「バイトがなくなった。コロナでバイト時間が減少」や「奨学金の返済が不安」など生活苦。「友達をつくるきっかけがない、交友関係が広がらない」「オンライン授業、やる気がでない、人と触れ合う機会が少ない」などの回答が目立ちました。
射水市では、民青県委員会と共産党呉西地区委員会が2回目の食料支援を開催。会場をラポールのロビーに移し、屋内で食糧などを配布しました。県立大学の学生を中心に52人が来場。友人と連れ立って参加した学生は、物資を袋に詰め込み、「本当に助かります」などと話しました。