「原発事故から10年・・福島を忘れない!さよなら原発3・6富山集会」が6日、富山市ボルファートとやまで開かれました。170人が参加。東日本大震災と原発事故を風化せず、原発ゼロの社会を目指して奮闘を誓いました。
集会は県内著名人15氏が呼びかけ、実行委員会で開催したもので、呼びかけ人を代表して坂本義夫弁護士が「福島原発事故から10年。まだ事故原因が解明されておらず、被害の大きさも果てしなく広がっている。原発は止めなくてはならない」と挨拶。
首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさんが「廃炉時代到来!原発ゼロ社会の実現に向けて」と題してリモートで講演しました。福島原発事故から10年。10万人以上が元の家に戻れず、廃炉にはいつまでかかるか、汚染された水をどうするのかなど事故は終わっていないと強調。地震の巣のような日本に原発がある限り、事故はつきまとうとして、「原発ゼロの日本」の実現を訴えました。菅首相は「カーボンニュートラル」計画で原発に固執していると批判。野党は原発ゼロをしっかり揚げて実行していくことが大事だと話しました。
岡崎信也県議、和田廣治北陸電力株主訴訟原告団長が連帯挨拶。日本共産党の津本二三男県議は「野党共闘、政権交代をすることが原発ゼロの一番の近道」と挨拶しました。
集会では「原発再稼働反対、なくそう原発、再生可能エネルギーへの転換」を揚げたアピールを採択。集会後、北陸電力本社前で「なくそう原発」「志賀原発を再稼働するな」などのコールを繰り返し、原発を推進する北電に抗議しました。