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富山大空襲を語り継ぐ会が総会開く

カテゴリー: 県内団体の催し

 富山大空襲を語り継ぐ会は13日、富山市の県民会館で第27回総会と講演会を開き、富山大空襲の実相と体験を語り継ぐ活動をどう進めていくか話し合いました。

 富山市神通町、真浄寺住職の永田寛雄氏が「富山大空襲を追悼して」と題して講演し、地元遺族会から預かっている戦死者の俗名や法名、命日が書かれている法号軸について語りました。「法名だけで命日と俗名が書かれていなかったり、俗名だけだったり、多くの人から『誰々の名があるか』と聞かれたが、その半分位は載っていなかった」と名前を把握できてない戦災者が数多く残されていることも明らかになりました。

 総会では、小中学校への出前講座では子ども達が戦争や富山大空襲について真剣に学んでいることや長年の活動の功績に対して「地域社会賞」を受賞したことなどを報告。今年の活動方針では引き続き出前講座の推進や新たな語り部の養成・勉強会の開催などを決めました。出席者から戦災にかかわる資料・遺物を保存、展示する取り組みを求める意見などが出ました。総会では柴田恵美子事務局長ら役員を選出しました。

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