日本共産党黒部市委員会、富山県革新懇、魚津革新懇は5月20日、東京オリンピック・アーチェリー競技のインド代表のホストタウンとなっている黒部市に対し、インド選手団の受け入れ中止を求める要望書を提出しました。申し入れには稲葉元一党黒部市委員長や橋本文一黒部市議、県革新懇、魚津革新懇のメンバーら6人が参加。上坂展弘副市長らが応対しました。
黒部市では7月5日から15日間、アーチェリー競技インド代表の選手・スタッフ13名が事前合宿を予定し、市では受け入れ態勢を準備しています。
稲葉氏らは、感染力が強く、重症化リスクの高いインド型変異ウイルスの感染防止で入国禁止措置などがとられるなかで、インド代表の受け入れに市民から不安の声が出されていることを紹介。当初予定していた選手と市民の交流もできないことを指摘し、「こうした状況のなかで実施すればインドとの友好関係に悪い影響を及ぼしかねない」として事前キャンプの受け入れ中止を求めました。
上坂副市長は「市民の安全確保のため様々な観点から検討する」と述べました。