日本共産党富山県委員会は5月25日、新田八朗富山県知事に対して新型コロナウイルス感染症対策に関する緊急申し入れを行いました。
青山りょうすけ衆院1区予定候補、ひづめ弘子・津本二三男の両県議ら4人が県庁を訪れ、木内哲平厚生部長らが応対しました。
青山氏らは、県内でも23日に新規感染者が60人となり、射水市の障害者施設では過去最大規模のクラスターが発生するなど重大な局面を迎えているとして補正予算なども緊急に組んで抜本的対策を取るよう求めました。具体的には ▷障害者や高齢者施設職員のPCR検査は「1回きり」でなく1週間に1回実施するなど定期的検査とすること。通所利用者、施設入所者、新規入所者も対象とすること ▷医療機関の職員の定期検査や新たな入院患者の検査 ▷地域や職場、大学など大規模なモニタリング検査の実施 ▷高齢者のワクチン接種予約について、市町村と医療機関への支援。県の責任で大規模接種会場の設置、運営 ▷負担が増す医療機関への財政支援 ▷基礎疾患保有者、障害者や障害者施設、介護施設職員のワクチン優先接種―の6項目です。
懇談のなかでひづめ県議は、ワクチンだけでなくPCR検査を重視し、「1回きり」の検査でなく対象者を広げて繰り返し検査することが重要だと強調。木内厚生部長は「検査の対象と頻度は検討している。感染施設だけでなく広く考えたい」などと答えていました。