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富山大空襲の記憶後世に「考える会」が市に要望

カテゴリー: 県内団体の催し

 富山市の僧侶らでつくる「富山大空襲を考える会」の松原弘欣代表や阿部行道事務局長ら6人が14日、富山市役所を訪れ、藤井裕久市長に対し「富山大空襲の資料収集・保存と伝承に関する要望書」を提出し、その実現を求めました。

 要望書は ▷富山城址公園の人目が付きにくい場所に立つ「戦災復興記念像」を、富山大空襲の爆撃中心地点とされる同公園の南東角へ移設すること ▷空襲犠牲者の氏名を刻んだ「刻銘碑」の建立 ▷大空襲の史実を語り伝えるために資料室(館)の建設や資料の収集 ▷寄贈を受けた資料を現物保存するとともに、遺跡・遺物の調査・保存に努めること ▷8月1日を「富山大空襲犠牲者追悼の日」に制定すること―などを求めています。

 森川知俊市民生活相談課長が応対し、「要望はいろんな部署に関係するので伝えたい」と答えました。

 「考える会」の阿部事務局長は「大空襲の惨禍を後世に伝えたい。これ以上取り組みが遅れれば一次体験者が亡くなり、資料が散逸してより大きな困難が強いられる。取り組みを早急に進めてほしい」と話しています。

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