日本民主青年同盟富山県委員会は17日、藤野やすふみ衆院議員が参加するオンライン学習企画に取り組みました。日本共産党富山県委員会が協力。国会議員が参加する3回連続企画の1回目。「ジェンダー平等」をテーマに、藤野衆議と若者らが語り合いました。
藤野衆議は、党北陸信越ブロックが作成したパンフレット「ジェンダー平等について語り合いました」も用いて話題提供しました。世界経済フォーラムが毎年発表しているジェンダーギャップ指数が、昨年度は前年に続いて156カ国中120位と世界最下位クラスからほぼ改善していない状況があると指摘。その大きな原因は、政治の分野での女性参加が遅れていることだと話しました。
また、様々な調査資料なども紹介しながら、北陸信越ブロックはLGBTなどについての理解が全国で最も遅れている地域だと強調。コロナ禍の下で、家庭の内外でケア労働を担ってきた女性への負担増大が大きな問題になっていると語りました。
若い世代の中で、LGBTなどへの理解が広がっていることなども紹介し、ジェンダー平等の問題を身近に感じることが大事だと強調。国会の中でもジェンダー平等を取り上げる質問が他党の議員からも出されるようになって、変化を実感していると語り、遅れている政治分野での改善を図るためにも、女性議員の少ない北陸信越ブロックから党の躍進で突破口を開きたいと決意を語りました。
参加者からは、「結婚したパートナーをどう呼ぶか、モヤモヤしていた」「身近にLGBTなどの当事者がいなかったので、どういう態度をとればいいか不安だったが、少し気が楽になった」などの感想や意見が出されました。
藤野衆議は最後に、「ジェンダー平等は、国民の意識を変える取り組みではなく、政治によって作られてきた歪みを正すことが重要」と語り、同じような悩みや思いをもっている若者といっしょに運動をつくろうと呼びかけました。