日本共産党北陸信越ブロックで、現職の藤野やすふみ衆議院議員の3選と、ブロック初の日本共産党の複数議席実現にむけた比例代表での躍進めざすブロックキャラバン宣伝が7月24、25の両日取り組まれました。富山県では25日、富山市の富山駅前を会場に街頭演説会に。藤野やすふみ衆議に加えて、比例代表予定候補のたいらあやこ(新潟2区重複)、かねもと幸枝(福井1区重複)の両候補も初めて富山県内で訴えました。県内の小選挙区予定候補の青山りょうすけ(富山1区)、坂本ひろし(同3区)の両候補者も訴えました。
富山駅前には、党員や支持者ら約200人が集まり、候補者の顔写真を貼ったうちわなどを手に、エールを送りました。当日はオンラインでも中継。リアルタイムで100人余りが視聴しました。
藤野衆議は、「今回の総選挙は政権を交代をしてどんな政治をするのか、その中身が問われる」と強調。とりわけ、コロナ禍のもとで貧富の格差が広がっていることに対して、くらしを応援する政治への転換が最も重要になっていると語りました。北陸信越地域で、地域経済を支えるのが、中小企業と農業なのに、これらの産業を政治が冷たく扱ってきたと指摘しました。同地域の中小企業は90年代から2000年代までの間に10万社減り、農家は同じ期間に半減していることを紹介。総選挙に向けて、消費税5%への減税と政府によるコメの買い上げで困窮世帯などへの支援に充てる政策を実現させたいと語りました。
たいら氏は、コロナ禍のもとでケア労働を支える女性に一番のしわよせがきているとして、差別のないジェンダー平等の社会をつくると決意表明。「市民と野党の共闘で、藤野さんに続き、私も国会に送ってほしい」と訴えました。
かねもと氏は、母の介護に直面し、自助・共助で社会保障をないがしろにする菅自民党政権の怒りを再確認したと体験を紹介。「国民の命綱の日本共産党の議席、藤野さんの議席を守るために全力をあげたい」と決意をのべました。
富山市の60代女性は「候補者がいずれも元気が良かった。特に子どもを生んで育てるという、女性ならではの候補者の話は力強い」と感想を語りました。