富山県被爆者協議会など核兵器廃絶をめざす県内4団体は6日、新田八朗県知事を訪ね、核兵器禁止に向けた非核の富山県政を求める要請書を手渡し懇談しました。
要望したのは、核兵器廃絶めざす富山医師・医学者の会の金井英子世話人代表、原水爆禁止富山県協議会の足立千恵子事務局長、富山県被爆者協議会の小島貴雄会長、非核の政府を求める富山の会の水谷敏彦代表世話人ら5人。
要請では、①富山県のリーダーとして核兵器禁止条約の署名・批准を日本政府に働きかけ、核兵器のない世界をめざし平和の自治体外交を推進すること ②原爆写真展の開催や非核・反核基金の創設、記念式典の開催、平和首長会議加盟など平和行政の発展 ③非核4団体との懇談の場を設ける―などを要請しました。
知事は、核廃絶のアプローチが異なるとして、核兵器禁止条約に参加しない政府の方針について「理解できる面もある」と答え、「今後もこういう場で意見交換をしたい」と話しました。