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核禁条約に参加する政府を県内各地で「平和の波」行動

カテゴリー: 県内団体の催し

 広島原爆の日の6日、原爆投下の時間にあわせて、原水爆禁止富山県協議会と同富山市協議会が富山市の富山駅前広場でスタンディングを行い、核兵器廃絶を訴えました。日本原水協が、各地で核兵器廃絶を訴える行動をと呼びかけた、「平和の波」行動の一環として取り組まれたもの。

 「唯一の戦争被爆国 日本政府は核兵器禁止条約に参加を」「核兵器のない世界を」の横断幕やプラスター、原爆写真を掲げて35人が参加。県原水協、県被爆者協議会、非核の政府を求める富山の会、日本共産党、富山市原水協の各代表がリレートークで訴え。日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める署名付き葉書ビラを配布しました。広島に原爆が投下された8時15分には、参加者全員で被爆者・犠牲者に黙とうを捧げました。

 県被爆者協議会の小島貴雄会長は、「県内の被爆者41人の平均年齢が85歳となり、もう自分で語ることのできない年齢に達した。被爆者の思いは私たち2世に託されている。子ども達の未来を一瞬にして奪った核兵器は絶対許せない」と強調。日本共産党のひづめ弘子県議は「今年1月に発効した核兵器禁止条約を批准した国は55カ国になった。世界は変わっています。被爆者が戦後命を削りながら訴え、国民がコツコツと署名を集め、折り鶴を折って世論に訴えてきたことが、世界と日本の大きな世論になっている。力を合わせて核兵器禁止条約に賛成する日本の政府をつくろう」と呼びかけました。

 通りがかった専門学校生は、「中学と高校の時原爆の恐ろしさを学んだ。核兵器をやめてほしい」と話していました。

 県内の「平和の波」行動は、6日から9日にかけて、高岡市や朝日町など、県内11市町村で実施。各地の実行委員会が中心となって、原爆パネル展やスタンディングアピール、署名活動、映画上映会などが行われました。

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