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恐ろしさ知らせたい 舟橋村で初の写真展

カテゴリー: 県内団体の催し

 原爆写真展舟橋実行委員会(田村馨実行委員長)は、「平和の波」行動の一環として、「核兵器のない世界を求めて―原爆写真展in舟橋」を9日、舟橋村の舟橋会館で行いました。

 舟橋村で原爆写真展を行うのは初めて。会場には「原爆と人間」と題して、写真など23点を展示しました。夫婦と子ども2人で訪れた家族は、水を求めて水槽に3人、4人と重なり合って死んでいる写真を見て「かわいそう」と言葉を交わし、核兵器禁止条約の署名・批准を政府に求める署名に協力。息を引き取った弟を背負う「焼き場の少年」の写真には、何人もの来場者が見入りました。

 田村実行委員長は「これまで舟橋では修学旅行で広島平和資料館へ行き、学習発表会で原爆の恐ろしさなどを話し合ってきた。コロナで旅行が取りやめになるなかで、教育委員会も原爆写真展に協力している」と話していました。

 写真展を手伝った80代の女性は「菅首相の広島での読み間違いなどは、情けなくて涙が出た。終戦の時小学3年だったが、戦争体験者として命ある限り、核兵器の恐ろしさを知らせていきたい」と語りました。

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