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コロナ禍によるコメ危機の改善求め、申し入れと軽トラパレード

カテゴリー: 県内団体の催し

コロナ危機が長引き、コメ需要が大きく減少するなかで、農民運動富山県連合会(林新義会長)は2日、コロナ禍によるコメ危機の改善と米価対策を求めて、軽トラパレードや県内の各JAに申し入れを行いました。

 富山県労連前で開いた出発集会では農民連副会長の水越久男氏が「米価の下落は歯止めがかからない。富山のコメの概算金も昨年に比べ1俵(60キロ)2000円の引下げで生産原価(1万5000円余)を割っている。このまま続くとコメを作ることができなくなる」として政府に対策を求めました。また各地方議会で「国にコメの下落の改善を求める意見書」を要請していることを紹介。今日は県民に訴えながら各農協にも共同の申し入れをしたいとあいさつしました。

 新日本婦人の会の広瀬妙子会長、県労連の高野善久副会長、日本共産党の青山りょうすけ衆院富山1区予定候補が連帯のあいさつ。青山氏は「国民の食をめぐる問題が大変な事態になっている。富山でも学生の食料支援活動に取り組み、1200人以上の学生に食料を届けてきた。コロナ禍でアルバイトがなくなり生活が大変だと言っている。政府が余剰食料を買い取って学生・困窮者などを支援すべきだ。秋の総選挙で市民と野党の共同で新しい政権をつくり、農政を転換しよう」と訴えました。

 集会後、宣伝カーのあとに、5台の軽トラックが「コロナ禍で米過剰、政府は今こそ緊急買い入れを」などとかいたのぼりを付けてパレードし、途中、県東部の各農協に立ち寄って米価で共同してたたかう申し入れをしました。参加者は夕方、富山駅前で街頭宣伝・署名行動をして県民にアピールしました。

 農民連では、8日には、県西部でJA申し入れ、軽トラパレード宣伝行動を計画しています。

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