中新川平和委員会は11月24日、複数の米軍戦闘機が予告なしに黒部ダム上空を低空飛行したことから、立山町がこのことに抗議し中止を求めるよう要請しました。立山町総務課の柳田陽一係長らが対応。中新川平和委員会からは後
藤智文立山町議会議員、
田村かおる前舟橋村議ら6人が参加しました。「しんぶん赤旗」や地元テレビ局の報道によると、黒部ダム周辺を含む山形県から新潟県、長野県などを含む一体を、米軍が日本政府や地方自治体との協議なしに一方的に飛行訓練ルート「ブルールート」に設定。米軍機は同ルートに沿って飛行したと考えられることを紹介しました。
合わせて、今回報道された写真などを元にした、市民団体「低空飛行解析センター」の調査では、航空法が規定する最低安全高度150mを下回って飛行していた疑いが濃いと訴えました。
また、黒部峡谷は中部山岳国立公園内の一大観光地であり、低空飛行により、落下物や衝突・墜落事故、雪崩誘発の危険性もあると指摘。県民や登山者、観光客の安全確保、また雷鳥など生態系への悪影響を防止するためにも、町として ①米軍機の無法な低空飛行に強く抗議する ②実態を調査し今後の訓練中止を求める ③日米地位協定の抜本的な改定を求める―ことの3点を要請しました。
町側は、町長に伝え対応したいと答えました。
同委員会は25日に、舟橋村議会に同趣旨の陳情を行いました。