日本国憲法をまもる富山の会代表 青島明生
新春のお祝いを申し上げます。さて、昨年の衆院選の翌日、早速岸田首相は記者会見で「党是である憲法改正に向け、精力的に取り組んでいきます」と憲法改悪への意思を明確に示しました。
昨年改正されたいわゆる国民投票法案ですが、テレビなどの広告放送は投票前の14日間を除き無制限。資金を持つ側に有利なしくみになっています。そもそも憲法とは国民の権利や自由を守るため、国がやってはいけないこと、やるべきことを国民が定めた最高法規。国家権力から私達の自由を守るためのものです。その最高法規が、お金を掛けた広告次第で変わってしまいかねない問題点があります。さらにインターネット上の広告も規制がありません。昨年もSNS上で多数のフォロワーを持つアカウントが、野党政治家についてのデマやフェイクニュースを組織的に発信していた疑惑が取り沙汰されました。民主政治の根幹や、国のあり方そのものに関わる問題です。こうした問題点を放置したまま憲法改悪に向けた動きを取ることは許されません。
そもそも国民の意識は日々の生活が大変で、憲法を変えることにそれほど興味があるでしょうか。
憲法改悪阻止に向け、私達日本国憲法をまもる富山の会も微力をつくす所存です。共に頑張りましょう。