参議院選挙富山選挙区に坂本ひろし氏が立候補表明
日本共産党富山県委員会は7日、富山市の党事務所内で、参院富山選挙区(改選1)に坂本洋史(ひろし)氏(51)を擁立することを発表する記者会見を開きました。
坂本氏は、安倍・菅政権を引き継ぎ、国政の私物化、立憲主義の破壊、憲法改正で戦争出来る国づくりへと突き進む岸田政権を告発。岸田首相の軍備拡大や「敵基地攻撃能力保有」発言にふれ、「参院で改憲勢力の3分の2を阻止し、与党と維新など補完勢力を少数に追い込むために頑張る」と語りました。そして▷最低賃金1500円、格差と貧困を正し、優しく強い経済の実現 ▷ジェンダー平等。人権を守る ▷石炭火力・原発ゼロ、再生可能エネルギー推進で気候危機打開―などの公約を押し出しました。
上田俊彦県委員長は「今度の参院選は政権交代の足掛かりをつくる大事な選挙。坂本候補は県党のコロナ対策責任者や学生食料支援のサポーターとして活動し、県民の声を国会に届けるにふさわしい人。20年以上候補者活動を務め、論戦力も抜群。参院選まで4カ月余。比例を軸に選挙区と一体に選挙準備を加速させたい。野党共闘の努力も引き続き進めたい」と語りました。
ブロックいっせい宣伝県内各地駆けめぐる
北陸信越ブロックいっせい宣伝の18日、参院選富山選挙区への立候補を表明した坂本ひろし県書記長は、高岡市、射水市、富山市、魚津市で街頭宣伝。7月10日に投開票が予想される、参院選での勝利・躍進への決意を語りました。
坂本氏の地元、射水市小杉のショッピングセンター・パスコ前で津本ふみお県議と一緒に街頭に立った坂本氏は、「昨年の衆院選では3区で過去最高の得票・得票率を得ることができた。これを土台に今度は参院富山選挙区に挑戦し、富山から政治の流れを変える」と決意表明。「一番大きな問題は憲法の問題。現憲法は二度の戦争を通じて多大の犠牲を被った反省の上に、絶対に戦争してはならないという平和主義の理念が刻み込まれている」と語り、次の参院選で改憲や「敵基地攻撃」を叫ぶ自民党、公明党、維新の会の議席を、何としても3分の2以下に押しとどめようと訴えました。
買い物客や車の中から手を振って激励する人もいました。
〈坂本ひろし氏の略歴〉
金沢経済大学(現金沢星稜大学)卒、民青同盟富山県委員長、日本共産党呉西地区委員長などを歴任、現在富山県委員会書記長。この間参院候補1回、衆院候補5回、富山県議候補(射水市区)3回