日本共産党、民主団体など緊急の抗議の訴え
原水爆禁止富山県協議会と安保廃棄富山県実行委は4日、富山市の富山駅前で緊急のスタンディングアピール。2月24日に発生した、ロシアによるウクライナ侵攻の即時停止を求めました。
「ロシアはウクライナへの軍事侵攻を直ちに中止せよ」と書いた横断幕や「ロシアは国連憲章守れ」などのプラカード、プラスターを掲げて50人以上が参加。参加団体の代表ら8人が一言ずつ訴え。ロシア軍のウクライナからの撤退や核兵器を使用しないよう求めました。
県原水協の足立千恵子事務局長は「プーチン大統領が、核ボタンに手をかけるような命令を出していることは許せない。ロシアの軍事侵攻を直ちに中止するよう求めます。私たちと一緒に抗議してください」と呼びかけ。「私たちは病院で命を守る仕事をしている。プーチンの無謀で危険な殺りくは許せない」と松井法生富山医療生活協同組合理事長・医師が訴えました。
日本共産党の坂本ひろし参院選挙区予定候補・書記長もスピーチ。坂本氏は、「今ロシアが世界の批判の声に包囲されている。今こそ憲法9条出番の時。安倍元首相や維新の会は9条は無力、核兵器の共有と言っているが、武力でなく9条の大切さを広げよう」と訴えました。
スタンディングには小島貴雄県被爆者協議会会長も参加しました。
市民は戦争望んでいない 党女性後援会が各地で訴え
日本共産党北陸信越ブロックでは、毎月女性いっせい宣伝を実施。4日には、党呉西地区女性後援会が射水市と高岡市3カ所で街頭から訴えました。
射水市小杉町では、スタンディングに10人が参加。「ロシアはウクライナから即時撤退せよ」と書いた横断幕や「市民は誰も戦争を望まない」などのプラスターでアピール。道行く人や通行車に穴倉陽子氷見市議や高瀬充子前高岡市議がハンドマイクで訴えました。
高瀬氏は、「プーチン大統領は核兵器を使うと世界の諸国を脅しています。これに乗じて安倍元首相や維新の会はアメリカとの核の共用と言い出しました。力対力の対抗では人類は滅んでしまいます」と強調。「県議会や各地方議会でロシアへの非難決議が次々と上
がっています。世界の世論で追い詰めればプーチンを撤退させることはできます。今こそ憲法9条を生かす時です」と訴えました。
穴倉議員は、「日本共産党はソ連のチェコやアフガ二スタンへの侵略・覇権主義と真正面からたたかってきた党です。参院選では比例選挙は武田良介、富山選挙区は坂本ひろしにお願いします」と呼びかけました。同市大門での宣伝では、付近の住民が家から出て訴えに耳を傾けました。各所で自動車からのクラクションや手振りなどの激励が相次ぎました。
県内の党女性後援会は、5日は魚津市で、6日は富山市内で街頭宣伝に取り組みました。