原発をなくす富山県連絡会や富山県平和運動センターなどでつくる「さよなら原発3・5富山集会実行委員会」は5日、富山市のボルファート富山で集会を開催。約150人の参加者が原発ゼロの社会をめざす決意を固め合いました。
主催者を代表して土井由三元小杉町長があいさつ。「プーチン大統領は核兵器の使用まで言い出し、ウクライナ最大の原発を占拠した。私が許せないのは安倍元首相が核兵器の共有を言い、維新がそれに追い打ちをかける。参院選を前にしっかり対応しなければならない」と語りました。
「志賀原発は廃炉しかない!原発ゼロ社会を」と題して、「志賀原発を廃炉に!訴訟」の北野進原告団長が講演しました。北野氏は福島原発事故後、原発の規制・防災体制の見直しが進み、原子力規制委員会が「安全神話」を否定しているが、原子力政策・再稼動路線そのものを問い直さなければいけないと強調。各地の防災・避難計画を紹介し、その実効性に疑問を投げかけました。
集会では日本共産党の坂本ひろし県書記長(参院選挙区予定候補)立憲民主党の岡﨑信也県議会議員、社会民主党の青木美保子県連幹事長が連帯のあいさつ。坂本氏は、ウクライナでも原発はいかに危険か明らかになっているとして、再生可能エネルギーの拡充、石炭火力からの脱却、原発のない脱炭素社会の実現をめざすと訴えました。
集会アピールを採択し、集会後北陸電力本店前でアピール行動をしました。