日本共産党富山県委員会は13日、倉林明子党副委員長・参議院議員とたけだ良介参議院議員(比例候補)を迎えた演説会を富山市内で行いました。倉林氏は7月の参院選で、たけだ氏ら比例5候補の当選で、党躍進をと訴えました。演説会は、射水市、黒部市をはじめ、富山市や砺波市、小矢部市などの会場で、ライブ配信。ネット視聴を含め、約400人が参加しました。
倉林氏は、ウクライナの原発を攻撃するロシアの侵略行為を批判。「富山から戦争ノー、即時撤退の声を広げよう」と呼びかけました。
併せて倉林氏は、岸田文雄首相が「敵基地攻撃能力」の保有の検討を明言したことを、「歴代政権でも言わなかったことで、首相のタカ派ぶりが表れている。その先にあるのは憲法9条を変え、日本を『戦争する国』に変えることだ」と指摘。参院選では「侵略戦争に命がけで反対した共産党を伸ばすことが、この流れを変える力になる」と語りました。
たけだ氏は、国会で脱石炭・脱原発の政治決断を岸田首相に求めたことを報告。「再生可能エネルギーの抜本的普及を。気候変動に後ろ向きな政治を許さない」と強調しました。
坂本ひろし参院選挙区予定候補・党県書記長は、「農業予算を抜本的に増やし、米価暴落を抑え、農業を守る」と決意を語りました。
オールとやま県民連合の高道俊彦共同代表が激励のあいさつに駆け付け、野党共闘前進について、共産党の役割への期待を語りました。
参加者からは、「若者へどう訴え、広げるかが大事だと思いました」「いまだに、これまでの共産党の(イメージを)思っている人が多いと思う。そのめざす基本理念を広げるべきだと思う」「参院選勝利のために、意識的につながりの中で話していきたいと思う」などの感想が出されました。