日本民主青年同盟(民青)は17日、全国をオンラインで結ぶ学習会、「社会は変わるし、変えられる―志位さんと語る学生オンラインゼミ第2弾」を開催。日本共産党の志位和夫委員長が、全国の青年・学生から寄せられた質問に答えながら、日本共産党綱領の原点となる学問、「科学的社会主義」について話しました。全国150ヵ所の会場で約750人が視聴。県内でも4ヵ所の視聴会場で、民青のメンバーら青年・学生が学習を深めました。
全国からの質問では、「『科学的社会主義』の『科学的』とはどんな意味か」「『資本論』は何がすごいのか」など、率直な質問から、「ロシアによるウクライナ侵略をどう見るのか」など、今日の国際情勢に至るまで、様々な質問が出され、志位委員長は、「頭で考えるだけでなく、現実から出発するのが『科学的』という理由」「『資本論』はすごいことだらけだが、資本主義を人類の到達した最後の社会と見ずに、歴史的な生成・発展・没落の中で捉えた―その法則を明らかにしたことがすごいことでは」など、一つひとつの質問に丁寧に答えました。
富山市の会場で視聴した学生は、「『英雄』が世界史を発展させるのではなく、諸階層の生産関係に呼応した歴史的段階によって変化していく点など、マルクスが労働者階級の主体性に注目していた事がよくわかった」と感想。20代の女性は、「(ロシアの)プーチンはマルクス・レーニンの末裔ではなく、『ロシア帝国の末裔』と言われたことが一番腑に落ちた」と話しました。