2022年原水爆禁止国民平和大行進富山―広島コースは1 日、富山県朝日町を出発しました。富山県内15自治体を一巡し、11日に石川県の行進団に引き継ぎます。
さわやかに晴れ上がった青空のもと朝日町役場前で交流会・出発式が行われました。荒尾勇二日本共産党朝日町議が司会。平和大行進富山県実行委員会を代表して足立千恵子事務局長が「平和行進は2022年で65回目となります。ロシア軍がウクライナに侵攻し、プーチン大統領は核兵器の使用をほのめかし、威嚇しています。核兵器の存在そのものが危険なことを世界中の人々が実感しています。唯一の被爆国日本が核兵器禁止条約に参加し、平和への強いメッセージを発信することが重要です」とあいさつ。
北陸3県の通し行進者として日本山妙法寺金沢道場の泉行眞さんが紹介され、泉氏は「この北陸の地から世界平和への祈りが広がるように念じる」とあいさつしました。集会では富山県被爆者協議会の一員で、20歳の時、長崎の原爆で被爆した小松元子さんの手記を朗読。朝日町の笹原靖直町長、西岡良則議長のメッセージがそれぞれ紹介され、激励金が贈られました。
妹と一緒に折った1千数百羽の折鶴を持って参加した小久保慶子さんは「ウクライナの悲劇に毎日涙している。世界中が平和になるように、子や孫たちに平和な世界が残せるようにと祈りを込めて折りました」と話していました。
平和行進は、5日に富山市を通過し、各地でスタンディングでアピールしました。行進の代表団は6日に県庁を訪問。新田八朗県知事と渡辺守人県議会議長からの激励金を受け取りました。受け取りには、日本共産党のひづめ弘子、津本ふみおの両県議が同席しました。