来年4月に予定される統一地方選挙。日本共産党富山県委員会は、その前半戦となる県議選で、富山市1区のひづめ弘子県議と、射水市区の津本ふみお県議の現有2議席に加え、高岡市区でも高瀬あつこ前市議を擁立して3議席獲得を目指します。
党富山地区委員会と呉西地区委員会は、それぞれ富山市と高岡市で県政学習会を開催。県政の問題点や党の議席の役割について学びました。
8月12日に高岡市内で行われた学習会では、ひづめ、津本の両県議が報告。高瀬氏が決意を述べました。
津本県議は、県議団の実績と課題について報告。3年前に40年ぶりに2議席を実現したことで、日本共産党の質問時間が2倍になり、要求実現の力も大きくなったと紹介。コロナ対策での抗原検査キットの配布や検査体制の拡充、子どもの医療費助成制度の拡充など、県民の要求実現を前進させたと語りました。利賀ダム建設中止や県有施設でのゼロカーボン化推進などが課題だとして、引き続き奮闘する決意を述べました。
ひづめ県議は、県議会での他会派の動向と日本共産党の役割について発言。県議会でも旧統一協会との関与が根深い問題であることが明らかになったと強調しました。その中で進む改憲策動にストップをかけるなど、世論を広げる取り組みが重要だと強調。新自由主義的な政策をすすめる新田県政に対峙するためにも、県民要求を突きつける党の議席の役割が求められていると語りました。同時にひづめ県議は、今回の県議選で高岡市選挙区に挑戦することの意義を強調。参議院選挙の比例票では、富山市、射水市、高岡市のいずれも当選には距離があるとして、今から3議席を目指す取り組みをすすめようと呼びかけました。
高瀬氏は3度目となる県議選挑戦に向け、自ら運動にかかわり、党の議席の力で要求を実現してきたことも紹介。党高岡市委員会が進める学校給食無料化の取り組みなども広げながら、議席獲得に向け全力をあげる決意を述べました。