舟橋村議会(定数7、欠員1)で16日、役場内でのパワハラ対応が不適切だったとして古越邦雄村長(69)に対する不信任決議案が提出され、議員6人の全会一致で可決されました。
不信任を受け、古越村長は即日村議会を解散。40日以内に村議選が行われ、議会で再不信任が可決されれば、古越氏は失職します。
不信任決議では、「常態化してきたパワハラを看過してきた村長の責任を見過ごすことはできない」と指摘。村では、複数の村職員が10年以上前からパワハラ行為に及び、全体の3分の1に当たる職員が被害を受けていたという前代未聞の事態が明らかになり、副村長も務めた古越氏の責任を問う声もありました。
議会解散を受けて日本共産党富山地区委員会は村議選候補者として、前村議の田村馨氏(50歳)の擁立を発表。田村氏は現在富山地区委員。2015年から1期村議を務めましたが、2019年村議選で惜敗。空白克服をめざして奮闘してきました。
党富山地区委員会と舟橋村支部は15日、村長に対し、「村職員によるパワーハラスメント問題」に関して申し入れ。高橋渡富山地区委員長と田村氏らが参加しました。
16日には議会解散を受け、田村氏が折田誠党県常任委員と一緒に街頭宣伝。村内5カ所でパワハラを根絶する村政実現などを訴えました。
田村氏は「村役場は住民が気軽に相談や各種手続きに訪れるところであり、住民に親切で明るく活気ある職場でなくてはならない」として ①徹底的な真相究明 ②なぜ起きたかの検証 ③再発防止のための対策について提案、幹部職員からなる検証委員会の設置、再発防止のために設置する相談窓口は外部の専門家が担当する、研修会の受講は正規職員だけでなく全職員を対象とするなど訴えました。