オールとやま県民連合は19日、富山市の富山駅前で、７月に殺害された安倍首相の「国葬」の中止を求める集会とデモ行進を行いました。市民ら約70人が参加して、「国葬」中止の声を最後まで広げようと市民に呼びかけました。
主催者を代表してあいさつした川淵英子共同代表は、「安倍政権は民主主義を破壊してきた。そんな人の葬儀に税金を使うのではなく、いま暮らしに困っている人を支えることが政治の役目だ」と訴えました。
政党から、日本共産党のひづめ弘子県議と社会民主党の宮崎周二県連副代表が連帯あいさつ。ひづめ県議は、「国葬」反対の声が日を追うごとに広がっていることを、世論調査をもとに紹介。岸田内閣の支持率を不支持率が上回り、岸田首相の説明に「納得できない」という声も多数にのぼることを紹介し、「国葬」中止に追い込むと同時に、政治を変えるために最後まで力を尽くそうと呼びかけました。
参加者らが順番にスピーチ。朝日９条の会、戦争法廃止！射水でも実行委員会、滑川９条をイカす会、新日本婦人の会の４団体の代表が訴えました。
集会後、参加者らは富山駅前をデモ行進。「『国葬』反対」「37億子どもに使え」などとコールしてアピールしました。
集会では、通りがかる人が参加するなど、注目を集めました。
「国葬」をめぐっては、20日に「戦争する国」づくり反対共同行動実行委員会が、27日に安倍「国葬」反対県民集会実行委員会が、それぞれ富山市の富山駅前でスタンディングを予定しています。
