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「過去に遡って後援取り消す」赤星議員の質問に富山市回答

カテゴリー: 日本共産党の活動, 党・議員(団)ニュース

 富山市議会で9月15日、日本共産党の赤星ゆかり市議が統一協会関連団体の行事への市の後援についてただし、市は過去にさかのぼり取り消す方向で検討していると表明しました。

 富山市は統一協会系の自転車イベント「ピースロード」や日韓トンネル推進富山県民会議主催の講演会などを後援。市教育委員会も、県平和大使協議会主催で自民党の国会議員・県議・市議らを講師に招いた「オープンカレッジ」を後援してきました。藤井裕久市長も、統一協会の関連団体「UPFジャパン」の梶栗正義議長が講師を務めた昨年のオープンカレッジに参加し「平和大使」に任命されていました。

 赤星市議は、市に提出された同協議会の規約には「『One Family under God』の実現」と書かれており「少し調べたら統一協会にたどりつくはず」と指摘。今後、後援しないのは当然として「過去に後援した行事についても、さかのぼって取り消すべきだ」と迫りました。

 前田一士企画管理部長は、統一協会との関わりを一切持たない意思を強く示すため、過去の後援の承認取り消しを「現在検討している」と答弁しました。党市議団と富山地区委員会は、旧統一教会と市政との関りについて、2回申し入れ。市は9日には、党市議団の申し入れに「考えていない」と答えていましたが、統一協会と政治の癒着を批判する世論が市を動かしました。

 赤星市議は「過去の統一協会系の行事に市や市教委が後援し、出席した市長、自民党の国会議員、県議、市議らがガッツポーズしている記念写真や、市長があいさつしている写真などがネットに出回っている。これを放置しては引き続き統一協会にお墨つきを与え、被害拡大につながる。過去の後援を取り消さなければ意味がないし、市が検討を表明したのは非常に大きい」と語りました。

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