日本共産党演説会で市田副委員長らが訴え
4月9日投開票でたたかわれる統一地方選挙に向け、日本共産党富山県委員会は12月17日、富山市内で演説会を開催。市田忠義党副委員長が、県議選で「現有2議席を絶対確保し、県政史上初の党3議席を獲得しよう」と呼びかけました。
国政について、市田氏は統一協会と政治との癒着解明、物価高対策に背を向ける岸田政権を批判。前日に閣議決定した「安保3文書」改定を「国会にもかけず専守防衛の安全保障政策を転換し、憲法違反の『戦争国家づくり』強行を狙っている。憲法、平和、くらしを破壊するもので許されない」と糾弾しました。
「戦争を防ぐ外交こそ政治の役割です」とのべ、地域のすべての国を包摂する平和の枠組み強化を求める共産党の提案を紹介。「いま社会変革への綱引きの途中であり、大きな共産党が必要。一緒に綱を握ってほしい」と結びました。
市田氏は、子どもの医療費無料化拡充や35人学級拡大などに尽力した党県議団の値打ちを強調。ひづめ弘子、津本ふみお(以上現)、高瀬あつこ(新)の各候補が登壇し「新田八朗知事と統一協会との関係をただせるのは共産党だけです」(ひづめ氏)、「大軍拡、大増税を食い止める」(津本氏)、「子育て支援に力を尽くす」(高瀬氏)と決意を述べました。