オールとやま県民連合は2月24日、富山市で「未来をひらく政治を展望する!―富山から政治を変える~くらしと軍拡―」と題した公開フォーラムを行いました。日本共産党から坂本洋史富山県委員会書記長、社民党から島村進県連代表があいさつしました。
昨年の総選挙の結果について坂本氏は、「裏金問題はわが党がきっかけを作ったが、国民皆で自民党を追い詰めた。国民の力が政治を変えたのは紛れもない事実だ」と話し、「『103万円の壁』や『高校授業料無償化』が政治の課題に上がるようになったのは、各政党の政治的な思惑はあるかもしれないが、極めて重要な変化だ」と力を込めました。
島村氏は、「岸田政権以来国家予算は軍事第一になってしまった。軍事予算を増やせば、福祉を切り捨て、増税し、借金をしながら軍拡するよりない」と指摘し、「富山も市民と野党が力を合わせてたたかえる体制を組み上げていきたい」と訴えました。
参加した女性は、「非正規労働者」という言葉について、「その言葉が大嫌いだ。私たちは偽物の労働者だから労働環境を整えてもらえないのか。暮らしに必要なお金は正規と全く変わらない」と、待遇格差の是正を訴えました。