オールとやま県民連合は日、富山市で2025年度総会を開きました。神戸女学院大学名誉教授の石川康宏さんを招き、「平和とくらしを守る政治をつくるためにー衆院選後の政治、参院選に向けて」と題した記念講演を行いました。立憲野党から、日本共産党県委員会の坂本洋史県書記長と、社民党県連の島村進代表があいさつしました。
昨年月、「拡大抑止に関するガイドライン」が作成されました。石川氏は、「米国の核使用に関して、日本政府や自衛隊が意見を伝える協議の手続きが明文化された。『日本が大変です』と言えば、米国も核を使わざるをえなくなり、核戦争の引き金を日本が引くことになりかねない」と指摘しました。
昨年の衆院選で与党が過半数割れし、社会が変わる可能性が生まれていることを強調した石川氏。周りの人と政治の話をする上で、「積極的に政治活動をする『トラさん』は、自分たちの群れの中で盛り上がることがある。政治に不満はあるができることを模索中の『ウサギさん』に届く言葉を使う必要がある」と訴えました。
坂本氏は、「与党も含めて消費税減税の訴えが強まっている」と指摘。歓迎すべき流れとした上で、「恒久的な減税のためには、大企業の内部留保への課税が必要になる。『ホンモノの改革』ができる党はどこなのかが問われる」と強調しました。